私はグアテマラのアンティグアに滞在中していた時、よくマクドナルドで朝食をとっていた。アンティグアにあるマクドナルドは、世界に5~6ヶ所くらいある”世界一美しいマクドナルド”である。ここでは、そんな”世界一美しいマクドナルド”を紹介する。
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アンティグアのマクドナルドの外観はこんな感じ。目立った装飾はなく、周りに溶け込んでいる。アンティグアは観光都市として街の景観を保つために、どの建物も外観を近代的に装飾することが禁じられている。
しかし中に入ると、現代機器でお出迎えされる。注文はタッチパネルで、クレジットカードのタッチ決済にも対応している。さすが観光都市。
レジ前で商品を待つ客の中にはマスクをしている人もいた。この写真は2023年2月のもの。グアテマラ人でさえマスクをしている人がちらほらいたんだな、と感慨深い。ちなみに2023年2月だと日本ではまだ全員マスクをしていたはず。
ところで、レジ前で床を雑巾がけする店員が写っている。アンティグアのマクドナルド店内は常にこんな様子だった。店員たちの動きはテキパキとしていて、常に清掃が行われ、床も座席も清潔に保たれていた。店員たちの姿は勤勉そのものであるように感じた。そしてそれはマクドナルドだけではない。アンティグア街内の多くの飲食店で見られた光景である。観光都市アンティグアが特殊な街であり、厳選された人材だけが働いているのか。それとも、基本的にグアテマラ人は勤勉なのか。ラテン系の方々に対してあまり勤勉でないイメージを抱いていた私だが、認識を改めさせられた。
屋内席はこんな感じ。内観に関しては綺麗っちゃ綺麗だが際立った特徴はない。
しかし、”世界一美しいマクドナルド”と言われる所以は、中庭から見える景色にある。崩壊しかけている遺跡らしきものと、その奥にはアグア山の景色が広がっている。特に晴れている日は、非常に綺麗に見える。この景色は有名なので、「アンティグア マクドナルド」等で検索すると他にも多くの写真がヒットするだろう。ちなみに噴水を有する庭園のベンチにはマスコットキャラクターのドナルドが座している。
私はこの景色を見ながら、朝食をとっていた。注文していたのは、マフィン・ハッシュドポテト・コーヒーのセット。
マフィンには、卵とインゲン豆ペーストが挟んである。インゲン豆は、中南米の伝統的作物であり、スペイン語でFrijol(フリホール)またはFrijoles(フリホーレス)と呼ばれる。黒色のインゲン豆ペーストは、グアテマラ家庭料理・郷土料理の1つである。見た目も味も日本の餡子に非常に近いが、砂糖を使っていないのだろう、甘さはない。
提供されるコーヒーは、もちろんグアテマラ産のものである。グアテマラ産のコーヒーは、甘い香りがして、あまり苦味がない。
なお、グアテマラ マクドナルドのコーヒーは、日本 マクドナルドのコーヒーと比べて1.3倍以上高かった。改めて日本の物価の低さを感じる。
Mサイズ(12oz≒350ml)で、287円*
1mlあたり0.82円
・日本 マクドナルド
Mサイズ(300ml)で、180円
1mlあたり0.60円
*:1Q≒19.11円(2023年10月時点)で換算
最後に
アンティグアのマクドナルドは観光名所の1つなので、この街を訪れる方はぜひ立ち寄ってみてほしい。
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