格安のスペイン語留学を考えている方は、グアテマラを候補国の1つとしているのではないでしょうか。ただ、グアテマラといえば中米 (中央アメリカ)に位置する治安の良くない国としての評判が目に付きますよね。ここでは、主にグアテマラ アンティグアへの留学を考えている方に向けて統計データや私自身の経験からグアテマラの治安面について記述します。
結論
「スペイン語留学」を目的とした滞在であれば、際立って危険なわけではないです。私の経験としても、3か月の滞在期間中に身の危険を感じることはありませんでした。
本文
グアテマラ治安に関する統計データ
グアテマラは、メキシコ南東部と国境を接し、中米に位置します。周辺の中米国家に負けず劣らず、治安の良くない国としての評判が目に付くことかと思います。確かに、国連やく物犯ざい事務所(UNODC:United Nations Office on Dr●gs and Cr●me)の報告によるとグアテマラの世界さつ人発生率ランキングは第11位(2019年)であり、日本の約100倍だそうです。
しかし、グアテマラ内の全ての都市の治安が悪いわけではありません。Diálogos(グアテマラ市民協会)によって報告されたさつ人発生率ハザードマップを確認すると、中央部・西部においては発生率が低いようです。
私の場合、グアテマラ滞在の目的がスペイン語留学のみであったため、スペイン語留学の聖地アンティグアにのみに滞在していました。滞在中に身の危険を感じることはありませんでしたし、周りの留学生たちの間でも危険な目にあった話を聞くことはありませんでした。確かにアンティグアはハザードマップ上でも最薄色となっています。
現地で気を付けるべきこと
私のようにアンティグアだけに滞在する場合であっても、向かう道中では十分に気を付ける必要があります。空路でグアテマラに入国する方が多いと思われますが、ラ・アウロラ国際空港は首都グアテマラシティに位置します。グアテマラシティは非常に危険なため、現地のグアテマラ人でさえ近寄りたくないと感じていて、特別な用事でもない限り行きたがりません。アジア人の見た目は街中で目立ってしまいますので、尚更私たちは危険に晒されやすいです。
・日中に空港へ到着する便を選択する
・空港周辺へ出歩かない
この2つを心がけましょう。日中であれば、空港とアンティグアを結ぶシャトルバスが走っていますので、寄り道せずにグアテマラシティを発ちましょう。
アンティグアに着いてしまえば、雰囲気は非常に穏やかなものです。この街はスペイン語留学の聖地であるだけでなく、たくさんの旅人・観光客が訪れる観光の街でもあります。政府としても治安向上に努めているようで、多くの警官が頻繁に街中を巡回しています。なので、アンティグアの街中では、人々が特に警戒することもなく無防備に出歩くことができています。「アンティグア グアテマラ」あたりのワードでYoutubeの動画を検索すると、より分かりやすくその雰囲気が伝わるかとも思います。
最後に
確かにグアテマラの治安が悪いことを示すデータも存在しますが、都市によって傾向は異なります。スペイン語留学の聖地アンティグアのさつ人発生率は高くないですし、そこに滞在した私も周りの留学生も身の危険を感じることはありませんでした。ちなみに、アンティグアは人口3万人ちょっとの小さな街ですが、常時20~30人程度の日本人は滞在していると思われます。いざとなれば困り事の相談相手が誰かしら見付かるでしょう。
穏やかに時が流れる素敵な街なので、スペイン語留学を考えている方はぜひグアテマラ アンティグアを候補の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
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